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エアクッションソールを備えたシューズで半世紀以上にわたり愛用され続けているDr.Martens(ドクターマーチン)。定番の8ホールブーツはもちろん、ブローグシューズやローファーなど魅力的なモデルが数多く存在する。今回はドクターマーチンの靴を種類別に紹介!

エアクッションソールで唯一無二の地位を確立するシューズブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」

ドクターマーチンは、ドイツ軍に属していた医師クラウス・マルテンス(Klaus Maertens)氏が1945年に立ち上げたシューズブランド。休暇中にバイエルン地方のアルプス山脈にてスキーを楽しんでいる最中に足首に怪我を負ったクラウス・マーチン氏が、古いタイヤを加工してリハビリ用のエアクッションソールを発明したことをきっかけに誕生した。バウンシングと呼ばれるこのラバーソールは中に空気を閉じ込めることで歩行中の衝撃を吸収する、弾力のある歩行感が特徴。1960年4月1日に「Air Wair」と名付けられたこのソールを10年の歳月を経て製品化した。そのファーストモデルである8ホールブーツは「ビートルズ」や「ローリング・ストーンズ」といった往年のロックミュージシャンたちに愛されるブーツとして名を広め、現在でもドクターマーチンのアイコンとして人気を博している。


8ホールブーツに限らず、ドクターマーチンのシューズにはいくつかの定番ディテールが存在する。加圧圧着式グッドイヤーウェルト製法で用いられる「イエローステッチ」や独特の光沢を放つ「ポリッシュドスムースレザー」がその代表例。もちろんこれらのディティールを採用していない脱定番モデルを選ぶのも一興だ。

ドクターマーチンの靴を種類別に紹介

ドクターマーチン 靴の種類①「ブーツ」

長きにわたって愛されるアイコンブーツ「Dr.Martens(ドクターマーチン) 1460 8ホールブーツ」

1960年4月1日に生産ラインに乗ったことから「1460」のモデル名を冠したドクターマーチンのファーストモデル。時代を象徴するファッションアイテムとして、スタイリストからスケーター、パンクスから詩人まで多種多様な人々に愛されてきた。イエローのウェルトステッチやブランドのロゴが入ったヒールループはドクターマーチンを象徴するディテール。アッパーにはソフトな感触のスムースレザーを使用しており、ほどよい光沢が存在感を示す。

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定番ディテールを継承するロング丈モデル「Dr.Martens(ドクターマーチン) 1490 10ホールブーツ」

10ホールブーツは70年代初めに誕生したドクターマーチンの定番モデルの一つ。当時は反体制的なパンクやスクーターボーイズに受け入れられる一方で、警察官のユニフォームとしても採用されていた。スムースレザーやイエローステッチなどのディテールは8ホールブーツのものをそのまま継承しつつも、丈が長いぶんひと味違った雰囲気を醸し出す。

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唯一無二の個性を宿すサイドゴアモデル「Dr.Martens(ドクターマーチン) 2976 チェルシーブーツ」

ドクターマーチンが最初にチェルシーブーツを製造したのは70年代初期。以降「2976」と名付けられ、定番モデルとして長きにわたり人気を集めている。イギリスの靴職人がヴィクトリア女王のために作ったとされるチェルシーブーツは、伸縮性のあるサイドゴアが特徴。シンプルな造形ゆえ、どのブランドのものも似たようなデザインになりがちだが、エアクッションソールやプルタブによって他にはない個性を放つ。それでいてイエローウェルトステッチではなくストームウェルトを採用しており、やや落ち着いた印象に仕上げられている。主張しすぎないバランス感がお見事。

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エレガントな雰囲気を醸し出すロングブーツ「Dr.Martens(ドクターマーチン) 1914 14ホールブーツ」

2019年の秋冬に新作として登場したロングタイプ。存在感がありながらも、すっきりとしたシルエットで上品さも感じさせる。履き口に取り付けられたブランドロゴ入りのヒールループに、ウェルトのイエローステッチ、そして飴色のアウトソールなどドクターマーチンらしさをすべて搭載。クラシカルな装いのガンメタルアイレットもポイントだ。

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脱定番ながらも随所に象徴ディティールをちりばめたモデル「Dr.Martens(ドクターマーチン) CHURCH モンキーブーツ」

1940年代にチェコ軍が採用していた歴史あるモンキーブーツのスタイルに、ドクターマーチンらしい解釈を加えた一足。独特なオーバルステッチがユニークな表情を見せる。アッパーにはヴィンテージスムースレザーを使用。レザーを切りっ放しにした履き口と、アンティーク調のアイレットも独創的だ。フラットなコットンシューレースを採用している点もこだわりのポイント。プルタブとイエローのウェルトステッチがドクターマーチンらしさをアピールする。

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思わず目を引くハーネスベルトを備えたモダンな一足「Dr.Martens(ドクターマーチン) WINCOX チェルシーブーツ」

バイカーブーツやコンバットブーツから着想を得て、足首周りにバックルハーネスをあしらったモデル。伸縮性のあるサイドゴアで着脱を容易にしながら、特徴的なベルト使いで通常のチェルシーブーツとはひと味違った魅力を放つ。アッパーには滑らかなポリッシュドスムースレザーを使用。頑強で耐久性のあるグットイヤーウェルト製法で機能性も申し分なし。

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コーディネートのアクセントになるブーツとスニーカーのハイブリッドデザイン「Dr.Martens(ドクターマーチン) WINSTED 8ホールブーツ」

軽量でカジュアルなスニーカーが揃う「VISTA(ビスタ)」シリーズのアイテム。定番の8ホールブーツをそのままキャンバススニーカーに落とし込んだようなデザインで、ブーツとハイカットスニーカーの中間的な印象に仕上げられている。シューズの内側には2つのベンチレーション(換気穴)があり靴の内部に溜まる湿気を逃がしてくれるため、夏場や長時間の着用でも足を快適に保つ。シンボルであるヒールループに加え、ソールサイドに描かれたイエローのキーラインがドクターマーチンらしさを主張。ソールのかかと部分に配置されたブランドネームロゴ入りラバープレートも特徴的だ。

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ドクターマーチン 靴の種類②「ダービーシューズ」

ブランドを象徴する短靴モデル「Dr.Martens(ドクターマーチン) 1461 3ホールシューズ」

8ホールブーツをそのまま短靴仕様にした1461。発売当時は耐久性のある労働者の靴として売られていたが、時代の流れとともに政治デモを行う人たちやイギリス中の大学生の愛用靴に。ブーツモデルのようなプルタブこそ備えていないものの、艶のあるレザーアッパーやイエローのウェルトステッチによってドクターマーチンのDNAを表現している。

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クラシックな仕様にこだわったダービーシューズ「Dr.Martens(ドクターマーチン) SMITH 4ホールシューズ」

ドクターマーチンのレトロシューズをイメージして作られた一足。縫い目のひとつひとつに至るまで当時の仕様が活かされている。アッパー素材は初期に工場で製造されたサンプルを再現するため、より高級かつより伝統的なヴィンテージスムースレザーを採用。また、古いレトロシェードに合わせて、AirWairバウンシングソールの色も変更している。象徴的なイエローウェルトステッチもなく、バウンシングソールがなければドクターマーチンのシューズと認識できないほどクラシックな面持ち。カジュアル使いはもちろん、スーツにも馴染みやすいクラシックな4アイレットシューズだ。

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おなじみのディテールを残しつつ軽量化を実現「Dr.Martens(ドクターマーチン) CAVENDISH 3ホールシューズ」

定番3ホールシューズ「1461」を軽量化したモデル。最大の特徴はアウトソールで、おなじみのバウンシングソールではなく「DM’s LITE」と呼ばれるソールを搭載している。EVA素材のミッドソールにラバーのアウトソールで、従来の重量を3分の1削減。シルエットやイエローステッチなどドクターマーチンのDNAは残しつつも、アップデートを遂げている。

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イエローラインがアイコニックなキャンバススニーカー「Dr.Martens(ドクターマーチン) PRESSLER 4ホールシューズ」

「VISTA(ビスタ)」シリーズのローカットスニーカーモデル。4ホールのダービーシューズデザインを、キャンバスアッパーに落とし込んでいる。足当たりの良いキャンバス素材と2つのベンチレーションで夏場でも着用できる爽やかな履き心地を実現。ソールサイドの溝やイエローライン、ヒールループでドクターマーチンらしさを色濃く反映している。

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丸みのあるシルエットが特徴的なスチールトゥシューズ「Dr.Martens(ドクターマーチン) 1925Z 3ホールシューズ」

つま先部分に内蔵された鉄板(スチールキャップ)が特徴。余分なものを削ぎ落とし、シンプルにインダストリアルに対する姿勢を表現している。アッパーにはマットな質感のヘアーセルレザーを使用。1461のような定番のダービーシューズモデルと比べるとぽてっとしたシルエットで、つんと上を向いたようなトゥシェイプも特徴的だ。

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スーツスタイルにも馴染む洗練された雰囲気「Dr.Martens(ドクターマーチン) ARCHIE II 3ホールシューズ」

クラシックでポピュラーなドクターマーチンのスタイルを継承した「KENSINGTON(ケンジントン)」シリーズの一足。上質なレザーと、スリムなシルエットが生み出す洗練されたスタイルが高い人気を誇る。アッパーには美しいツヤが特徴的なポリッシュドスムースレザーを採用。薄めのバウジングソールに加え、ウェルトステッチをあえてブラックにすることでビジネススタイルにも馴染む仕上がりとなっている。

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ドクターマーチン 靴の種類③「ブローグシューズ」

本場英国産のアメリカンフルブローグ「Dr.Martens(ドクターマーチン) 3989 ブローグシューズ」

スコットランドやアイルランドの農民が作業用として履いていた靴がルーツの、クラシックなフルブローグシューズ。このモデルはウイングチップのなかでもトゥの“W”の両端がヒールまで伸びたアメリカンフルブローグ仕様だ。ドクターマーチンのブーツが初めて作られた英国コブスレーン工場で製造されており、昔からのスタイルを忠実に再現している。アッパーにはソフトな感触のスムースレザーを使用。イエローステッチが、華美なフルブローグにさらなる装飾性を与えている。

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足元を華やかに飾るメダリオンの装飾「Dr.Martens(ドクターマーチン) KELVIN II ブローグシューズ」

スリムなアウトソールを採用していることに加え、バウンシングソールも黒で統一することでスーツスタイルにも違和感なくマッチ。王道デザインのフルブローグで、ウェルトステッチもブラックにすることで落ち着きのある印象に仕上げられている。

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ドクターマーチン 靴の種類④「ローファー」

王道デザインにバウンシングソールで機能性をプラス「Dr.Martens(ドクターマーチン) ADRIAN タッセルローファー」

ドクターマーチンの最初のタッセルローファーは、1980年代に英国コブスレーンの工場で製造された。このモデルはアッパーに光沢のあるポリッシュドスムースレザーを採用。甲に取り付けられたダブルタッセルとシューキルトが気品を漂わせる。

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スマートに履けるクラシックなコインローファー「Dr.Martens(ドクターマーチン) PENTON ローファー」

すっきりと洗練されたシルエットが美しい一足。サドルの両端が特徴的な“ビーフロール”仕様のコインローファーで、幅広いコーディネートに合わせられる。スリッポンタイプなので、簡単に脱ぎ履きできる実用性も兼備。美しいツヤが特徴的なアッパーに、ブラックのエアクッションソールで快適な歩き心地も実現する。

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